ハルとアキ

東京もすっかり秋めいてきましたね。日中でもわりと涼しく、過ごしやすくなった。
東京に来てから色々あったけど、最初の一年めは東京の季節感にも慣れなかった。春夏秋冬、すごくメリハリがある印象で、地元とは全然違ったから。北国出身の僕としては、春先の生暖かい空気が新鮮でした。地元においての春は冬の延長というか、肌寒くていつも曇り空、って感じだったので。
そこかしこで見られる桜の木も素敵で、春になると東京がまた好きになる。

そんで秋。
地元北海道ではキンモクセイが咲いていないので、東京一年目はなんじゃこの匂い!?って思ったよね。
山田詠美さんの「放課後の音符」を中学生のとき読んで、その中にキンモクセイの匂い、甘くて歯が痛くなりそう…みたいな描写があってへぇ~って思ったけど、実際にその匂いを知ったのはもうちょい後になってからでした。
甘くて良い匂いだよね。
秋って好き。